私が牛肉を食べたい時
かなりご無沙汰してしまいました!
春の気配がするここ1週間ぐらいでしたが、また寒くなりそうですね。
ですが、食材はそろそろ春の野菜が出てきていて思わず手が出てしまいます。
春は薬膳的には「肝」に注意が必要な時期です。
暖かくなってきて活動的になるのですが、冬の寒さで休息していた身体はなかなかついて行かず、肝臓に負担がかかってしまいます。
春は肝気が乱れる上、風の影響を受けますのでふわふわしてしまい目眩や頭痛なども起こりやすくなります。
とはいえまだまだ冬の寒さへの対策も大事ですので、身体が冷えない様にしなければなりませんが、目眩や火照りなどがある時には少しずつ春野菜の苦味でデトックスしつつ気を降ろすのも一手です。
写真は私が本日いただきました今季初の蕗の薹(ふきのとう)です。蕗の薹は身体を冷やしますが、ニンニクなど温める力のある食材と一緒に使うと中和されます。
私が疲れている時だけ食べたくなる気血を補ってくれる牛肉を買い、ニンニクと蕗の薹と一緒に辛味の少ない味噌に近い味わいの豆入り豆板醤で炒めました。
蕗の薹は切った瞬間から酸化しやすいので、炒める直前に切ってさっと炒めましょう!
ちょっと癖のある苦味と香りが牛肉の強さと合うので私の好きな組み合わせです。
◆ふきのとう◆
辛苦涼
[帰経 ] 肺、大腸、肝に働きかけます。
薬膳的効能
・胃の活動を正常にする。
・体内の老廃物を排出する。
・肺の機能を高め水分代謝を整えて咳、痰、吐き気、嘔吐、めまいなどを除去する。
フキノール酸は抗アレルギー作用があり、花粉症対策になる場合もある様です。
また、アルカロイドが肝機能を高めてくれます。
私は普段あまり牛肉を食べないので、牛肉の鮮やかな色を見た時にわー食べたい!と思うのが私の疲れのバロメータです。疲れているとはいえ、美味しくて嬉しいサインです。
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