秋は肺を潤す梨を沢山食べましょう!
写真の梨は今日帰り道で買った洋梨です^_^
梨は日本梨も洋梨も美味しいですよね。
市場に出る期間が短いので、出てるうちはどんどん食べましょう!
梨は薬膳で、特に優秀な材料の中の一つです。
【性味/帰経】
寒、甘、微酸/肺、胃
【効能】
生津潤燥:潤いを生み、渇きを癒す。
潤肺止咳:肺を潤しきれいにし、咳を止める。
清熱化痰:余分な熱をとり痰を取り除く。
除消渇:渇きを改善する。糖尿様症状改善。(中医学において糖尿病を消渇と言います。)
そして、梨には現代栄養学的にもソルビトール、アスパラギン酸、カリウムなどの有効成分があります。
ソルビトールは果糖の一種と言われています。ソルビトールは整腸作用があるので便通改善にもおすすめです。
お腹の弱い方は食べ過ぎ注意です。
アスパラギン酸は栄養ドリンクにも含まれている栄養素です。エネルギー代謝を促進し、タンパク質の合成を助け、疲労回復効果をもたらしてくれます。
アスパラギン酸は、梨の皮の方が多く含まれているので低農薬の物などで気にならない場合は皮も食べたいですね。またはしっかりゴシゴシ洗って蒸して食べるとほとんど農薬は落ちます。
ポリフェノールもあるのでぜひ皮も食べたいですね。
そして、カリウムは解熱作用があるため、体が火照っている時や、風邪などで熱がある時に食べるとスッキリします。
今年は本当にいつまでも暑くて夏好きの私もさすがにバテ気味ですが、来週から急激に気温が下がる予報ですね。
風邪をひかないよう、梨で肺を潤しておきたいですね。
まだ暑くてたまらない私はとりあえずこのまま食べちゃいます。
来週からは「※氷糖燉梨子」にして食べたいと思います。
※丸ごと梨の芯を取り除いて、更に潤す材料(氷砂糖か蜂蜜や白木耳、枸杞の実)を詰めて30分から40分蒸した薬膳です。
↑は来週写真付きでご紹介します。
とにかく、温度差で体調を崩さないように頑張りましょう。
月桂樹使い放題
科名:クスノキ科
学名:laurus nobilis
ローリエ、半年で2倍ぐらいの大きさに育ちました♫
ただ、葉っぱを摘んで乾かしたものの、私はそんなに洋食を作らないのでなかなか使う機会が無いかな?煮込み以外で何に使えるのかな?と調べてみました。
ローリエに含まれるシネオールという精油成分が内臓の働きを高めたりしてくれるので消化も促進します。あの良い香りの成分です。
炎症や痛みを抑える成分もあるようなのでチンキ剤を作ってみようかと思います。
しかし、なにより月桂樹と言えばアポロンの月桂冠…勝者が被っているあれですね。ちょっと時間が出来たら作ってみたいなと密かに思っております^_^
そして、虫除けにも良いらしいので、もうすぐ来る衣替えの時に活用しようと思っております。(にしても、今年は暑くてまだまだ夏服しか着れません。)
ストーブを出す季節になったらポトフなども作るので活躍するかな?と今から楽しみになってきました。
膀胱炎になる前にデトックス
夜食に甘いもの…和菓子なら夜も許そう
勉強がなかなか進まず困ったな…と今日はコーヒーと山鹿羊羹。夜にコーヒーはダメなんですけど、今日はちょっと特別です。
そして、夜に甘いもの…わー罪悪感…でも食べたい。和菓子だからよしとしよう。
かろうじて小豆が入ってますので、小豆の薬膳効果を…
昔は毎月1日と15日にあずきご飯を食べる習慣があったそうです健康維持や商売繁殖などの意味合いがあったようです。
小豆は利尿効果や解毒効果があるので月に2回の小豆ご飯でちゃんとデトックスされていたのだな…と理にかなった習慣に頭が下がります。
あんこはよく食べるのですが、なかなか小豆ご飯は炊かないので次の15日から習慣にしようかなと思います。
※小豆(赤小豆)の薬膳効能
四気五味 : 甘味・酸味、平性
帰経 : 心、小腸
効能 :利尿作用により体内の余分な水を出す。
むくみ・排尿困難などに良い。
うみを出して、解毒するので皮膚の腫れ・赤み・疼痛の改善にも○
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先ずは「脾」を整えて気力充実、疲労回復
ハロウィンの季節、かぼちゃのデザートを目にすることが多くなってきましたね。
薬膳では南瓜(かぼちゃ)は中医学で消化器の要とされている「脾」を元気にする食材です。
「脾」は湿気に弱いので、周りを海に囲まれ、湿度の高い土地に生まれ育つ日本人は大陸の人たちに比べ「脾」が弱いと言われています。
日本人は意外と、冷たい飲食物をとる習慣が多いのも「脾」が弱る一因です。
「脾」の働きは、単なる消化吸収だけでなく、飲食物の中から体に必要な栄養物(中医学でいう「水穀の精微」)を全身の各組織に供給する機能があります。
その機能は、肺など他の臓器との協力作業となりますが、先ずは食べ物の栄養から「気」を作り出す中心的役割が「脾」のはたらきです。
色でいうと、南瓜の他に芋類やきびあわ、栗(渋皮を除いた黄色い部分)などの黄色い物が「脾」を助けてくれます。
消化器が元気でなければ、どんなに良いものを口からとってもきちんと役割を果たしてくれませんので、薬膳ではまずは身体の基本として整えます。
かぼちゃの美味しいこの季節、「脾」を元気にして気力を増し秋バテを解消しましょう。
※以下参照として、南瓜の薬膳データです。
四気五味 : 甘味、温性
帰経 : 脾、胃
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秋バテ解消ハーブティー
緊急事態宣言も解除になり皆さんいかがお過ごしですか?
私はこれが秋バテかな?と感じる今日この頃です。
そもそも夏バテというのが、本来夏が終わってしばらくして、夏の疲れが出てくる事を言うのだそうです。
朝晩と昼の温度差もあり油断すると風邪なども引きやすいのでしっかり免疫を上げておかなければいけませんね。
特に今は、「免疫が落ちるとコロナウィルスに感染する」という心配もありますし。
私、今日は特に肉体的に疲労感があるのですが、まだまだやらなきゃならない事があるので、何を飲むべきか?といつもより考えました。
そして、
飲むサラダと言われるマテ茶をベースにしました^_^最近野菜も不足がち…
マテ茶はカフェインがありますが、心身共に元気を出したい時、疲れてるけどもうちょっと頑張らなくては!と言う時にぴったりです。
そこに、スポーツ選手の疲労回復にも効果的なハイビスカス、免疫賦活のエキナセアもプラスしました。
そして、香り付けも兼ねてリラックス効果の高いオレンジフラワー、美味しくする為にレモングラスとドライパイナップルを加えました。
おっ!これはなかなか美味しいブレンドになったので店のお茶メニューに入れようと思います。
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Hibiscus sabdariffa
扶桑花
Ilex paraguayensis
瑪黛茶
Citrus auratiny
橙花
Echinacea pursuers
紫錐菊
Cymbopogon citratus
檸檬草
パイナップル
菠蘿
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